PS4 Diablo3 入門講座
レジェンダリーアイテムの入手の仕組み

レジェンダリーアイテムの入手経路、ドロップ率、ドロップテーブルといった「入手」に関する仕組みの解説。ゲームの難易度とドロップ関係のまとめ」と重複する部分もあるが、抜けている部分も多かったのでまとめてみた。

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概要

Diablo3の場合、アイテムが出るかどうかはランダムに決まる。また、何が出るかもランダムになっている。ただし、アイテムによって、出やすい/出にくいといった、レア度があったりする。最初に用語とかも含めて、このあたりの話をまとめておこう。

ドロップ率とドロップボーナス

ごく一般的な推論として、オブジェクトやモンスターにはそれぞれドロップ率が設定されていると思われる。

「宝箱」よりは「輝く宝箱」の方がドロップ率は高いはずだし、「雑魚」よりは「エリートモンスター」の方がドロップ率は高く設定されているだろう、という話である。おそらく、落とすアイテムの数や、レジェンダリーアイテムの出る確率などが細かに設定されているに違いない。ただ、そういった情報が公式側から開示されることはまずないと思われる(結局のところは運次第という話になる)。

ひとつ注意しておいてもらいたいのは、今述べたドロップ率と、「ドロップボーナス」は別物だということだ。

たとえばドロップボーナス+100%であれば、仮にボスからレジェンダリーアイテムが出る確率が1%だったとしたら、それが2%になる、という意味である。

ドロップテーブル(抽選候補)

普通のRPGであれば、ワードナーなら魔除け、ギルガメッシュなら源氏シリーズといった具合に、どの敵がどのアイテムを落とすのかはっきりしていることが多い。

Diablo3の場合は、特定の敵を倒すと特定のアイテムが出るのではなく、敵を倒すとドロップ候補の中から抽選で何かが出る、という仕組みである。ガチャガチャや福引をイメージしてもらえばわかりやすいだろう。

抽選時の候補(ドロップ候補、ドロップテーブル)は、以下の3つで変わってくる。

  • キャラクターのレベル
  • キャラクターのクラス
  • ゲームの難易度

 ※ランダムドロップといった場合は、基本的にはこちらの意味で使われる(固定方式に対するランダム方式という意味で)

アイテムの希少性(レアリティ)

それから、出やすいレジェンダリーアイテムと出にくいレジェンダリーアイテムがある。ガチャガチャで当たりアイテムがあるように、レジェンダリーアイテムにも希少性(レアリティ)が設定されているのだ。

一般的にはこれも意識せずに「ドロップ率」と呼ばれるのだが、混乱を避けるため、希少性という言い方をする。レア度、希少度、呼び方は自由である。

現在は、海外のゲーマーが解析したデータにより、ギャンブルした場合に、どのアイテムがどの程度の確率で手に入るのかが明らかになっている。

ドロップテーブル(抽選候補)

ランダムでアイテムが出るといっても、その候補はどうなっているのかという話。

キャラクターレベル

公式サイトのアイテムデータベースを見ると、右上に要求レベル(Req.lv)というのが書いてある。このデータは古いので、それほどあてにならないのだが、それぞれのアイテムには最低レベルというのが決まっている。

これがドロップの基本となっている。たとえばレベル60にならないと装備できないアイテムであれば、キャラのレベルが60にならないと出ないということだ。

キャラクターがレベルアップしていけば、ドロップするアイテムの候補もどんどん増えていくという仕組みである。


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クラス

プレイしているクラスに合わせて、ドロップ候補も変わる。

例えば、バーバリアンをプレイしていれば、「マイティ・ウェポン」や「マイティ・ベルト」がしばしば出る。しかし、「フレイル」や「ハンド・クロスボウ」「フィスト・ウェポン」「魔術師の帽子」「魔除け」などの他のクラスの専用装備はたまにしか出ない。このような形で、ドロップするアイテムの種類に補正がかかる。

カダラのギャンブルの場合は、これが厳密になっており、他のクラスのアイテムは出ないようになっている。

ゲームの難易度

高難易度に挑むと、その見返りとしてドロップするアイテムの候補も増えるという仕掛けになっている。難易度トーメントⅠ以上であれば、トーメント専用レジェンダリーが手に入るようになる。昨今では、トーメントIはすぐにクリアできるようになるので、あまり気にする必要はなかったりするが。

クラス用セットアイテム20点
汎用セットアイテム3点
従者専用のレジェンダリーアイテム(レリック、トークン、フォーカス)
レジェンダリーポーション
エンシェント・レジェンダリー
ラマラドニの贈り物
ヘルファイア・アミュレットの鍵や素材

※具体的なセットアイテムの名前は別の記事にまとめてある
ゲームの難易度とドロップ関係のまとめ

・レベル70未満なら、難易度を上げてもドロップ候補に変化はない

・カダラのギャンブルではこの制限はない(どの難易度でギャンブルしてもOK)

追記:プライマル・エンシェント

2.5.0で追加されたプライマル・エンシェント(エンシェントの可変値最大版)は、ソロでグレーターリフトのランク70をクリアするとフラグが立ち、それ以降ドロップするようになる。

フラグは、ソフトコア(ノーマル)、ハードコア、シーズン・ソフトコア、シーズン・ハードコアといったゲームモード別となっている。キャラごとにGR70をクリアする必要はないが、新シーズンではフラグを立てるまでプライマルは出ないといった具合。

その他

例外的な細かい話。
ストーリーモードやアドベンチャーモードとは別に、Diablo3には死んだら終わりの「ハードコア」モードというのがある。
このハードコアモードでのみ出るアイテムが1つある。

→Ancestors’ Grace
死亡回避系の効果のあるアミュレットで、発動すると壊れる(消える)

入手経路の補足

レベル70になったばかりの初心者にはちょっとわかりにくいと思うので図にまとめてみた。

■レベル70以降のレジェンダリーアイテムの入手経路
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■一般ドロップ
エリートやリフトガーディアン、雑魚、宝箱などから出る。
いわゆるランダムドロップ。
難易度トーメントⅠ以上であれば、トーメント専用のアイテムも出る。

■報酬クエスト専用
報酬クエストを5つ全部終わらせた時に貰える「ホラドリムの箱」からたまに出る。
難易度に応じて、入手確率も上がる。

■クラフト
レシピを手に入れて、鍛冶屋で製作するというパターン。
レシピは、報酬クエストの最後に貰える「ホラドリムの箱」や、トレジャー・ゴブリンを倒さした際に手に入る(以前はランダムドロップだったが、2.3以降は通常の宝箱やモンスターからはほとんど手に入らない印象)。

ギャンブル(カダラ)は、この図で言う「一般ドロップ」全般が出る。
レベル70であれば、ゲームの難易度に関係なく、トーメント専用を含めた一般ドロップは全て出る。
もちろん、買えない部位のアイテム(ポーションやフォロワースペシャル)や、要石、クエストアイテム、報酬クエスト専用アイテム、クラフトアイテムは出ない。

ドロップボーナス関連

基本的にゲームの難易度が上がれば上がるほどドロップボーナスも上がっていく。

レジェンダリーアイテムのドロップ補正等
難易度 リフト外 リフト内 報酬クエスト
専用レジェンダリー
ノーマル 0% 25% 10%
ハード 0% 25% 10%
エキスパート 0% 25% 10%
マスター 0% 25% 10%
T1 15% 44% 10%
T2 32% 65% 50%
T3 52% 90% 60%
T4 75% 119% 75%
T5 101% 151% 90%
T6 131% 189% 100%
T7 164% 236% 2個目5%
T8 205% 295% 2個目15%
T9 256% 369% 2個目25%
T10 320% 461% 2個目50%
T11 400% 577% 2個目60%
T12 500% 721% 2個目80%
T13 625% 901% 2個確定

※リフト外=報酬クエストで訪れるエリア
※リフト内=ネファレム・リフト 

グレーターリフトについての補足

グレーターリフトに関しては正式な情報がない。
以下は筆者の印象なので注意。
グレーターリフトは、時間制限付きということもあり、道中ではお金やアイテムが出ない仕組みになっている。そのかわりに、ボスからはレジェンダリーアイテムが出やすくなっている。

どのぐらい出やすいかというと、グレーターリフトならランク1~10程度でも、毎回のようにレジェンダリーアイテムが1~2個手に入る。

逆に高ランクであればすごい数のレジェンダリーが出るかというとそういう訳でもない。リフトガーディアンから出るアイテムの数はある程度決まっているので一定のランクに達すると頭打ちになるという感じだ。

エンシェントレジェンダリーのドロップ率

レジェンダリーアイテムがドロップした際に判定が行われ、低確率でエンシェント版になる(ドロップした時点で確定している)。確率は10%と言われている。

用語の混乱を避けるには、ドロップ率というよりは、エンシェントに化ける確率という意味で、エンシェント率10%といったほうがいいのかもしれない。

クラフトやカダラのエンシェント率も10%のようだ。
パッチ2.3のPTR(テスト段階)の公式掲示板で、開発者のJohnYang氏がそのようにコメントをしていた。ただ、このテスト段階の掲示板は消えてしまっている。

情報源:diablowiki.net

プライマル・エンシェントのドロップ率

エンシェントよりも低いのは確実だが、どれくらいかは不明。

redditの投稿では、0.2%程度という統計がある。

情報源:10257 legendaries, primal drop rate

マジックアイテム発見率

拡張パック発売前は、アイテムのドロップが非常に渋く、マジックアイテム発見率を上げることが攻略の柱となっていた。紆余曲折を経て、拡張パック発売後は、一般的な特性(Affix)から取り除かれ、「マジックアイテム発見率」の効果は、1/10に補正されることになった。

例えば「マジックアイテム発見率」を100%稼いだとしても、レジェンダリーアイテムのドロップボーナスは10%しか増えない。攻撃力や防御力を犠牲にして、「マジックアイテム発見率」を積むよりは、上の難易度を目指して精進したほうが良いということである。仮に最大の300%積んだとしても、ドロップボーナスは+30%。トーメントⅥのリフトなら、「マジックアイテム発見率」がなくても+189%である。

PS3で無印のDiablo3をプレイしている人以外は、この「マジックアイテム発見率」は過去の遺物と考えて問題ない。

※マジックアイテム発見率の詳細
マジックアイテム(青)のドロップボーナスには、そのままの値(100%)が適用される
レアアイテム(黄)のドロップボーナスには、値の30%が適用される
レジェンダリー/セットのドロップボーナスには、値の10%が適用される

MF will apply 100% of its benefit to Blue items, 30% to Yellow items, and 10% to Legendary and Set items.

情報源:公式掲示板(EUの方に残ってるログ)

救済タイマー(Legendary Pity Timer)

2時間程度プレイして運悪くレジェンダリーアイテムが1個も出なかった場合は、救済措置としてレジェンダリーアイテムが出るという隠しタイマー。ただし、町でボーッとしていてはダメらしく、戦闘してないとカウントされないらしい。

大昔はこの救済タイマー分しか出ないというぐらい激渋だった……。

情報源:diablowiki.net

確定/固定ドロップ等の例外

確定ドロップ

中ボスのスケルトンキング

ストーリーモードのシングルプレイで初めてスケルトンキングを倒した場合は、必ずレジェンダリーアイテムが出る。開発者によれば「バグだった」らしいが、Diablo3の体験版がスケルトンキングまでなので、いわゆるサービス(宣伝営業)だと思う。ただ、キャラクターのレベルが低すぎる場合や、マルチプレイの場合は、何も出ないこともあるようだ。
ドロップするアイテムは「レオリックの王冠」で固定かもしれない。
以前は違うアイテムも出た気がするのでちょっと確証はない。
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Actボス

上記のスケルトンキングの100%ドロップバグ(?)を発端にアップデートが入り、各Actのラスボスを倒した時もレジェンダリーアイテムが必ず出るようになった。ドロップする品はランダム。

ストーリーモード、シングルプレイ、初Kill、レベル1~59限定。おそらくマルチプレイでも初Killの人だけで行けば出ると思う。初killじゃない人が混ざるとダメな気がする。

ストーリーモードをリセットすれば、初プレイという扱いになる模様。
レジェ目当てでリセットする人はいないけと思うけれど、試してないので、出るかどうかは保証できない。

情報源:開発者コメント

固定ドロップ

「リーパーの腕甲」の図面

クラフトアイテムには、レシピ(図面)を手に入れないと、製作できないというアイテムがいくつもある。
このレシピも基本的にはランダムドロップになっているのだが、「リーパーの腕甲」に関しては例外で、Act5のラスボスが落とすと決まっている。
ただし、ドロップ率は100%ではないため、ストーリーモードクリア時に出ないこともある。
その場合は、普通のRPGのように、出るまで何度も狩る必要がある。
(アドベンチャーモードで、難易度はノーマルでも出る)

クエスト関連のドロップ

以下の2つのクエスト関係のアイテムは、固定ドロップのものが多い。

・ヘルファイア・アミュレットやヘルファイア・リングに関連したクエストアイテム
・シークレットエリア、ねじれ虹の国(Whimsyshire)に行くためのクエストアイテム

シークレットエリア限定ドロップ

ねじれ虹の国(Whimsyshire)か、よじれ虹の国(Whimsydale)でのみドロップする武器がある。どの敵が落とすかはランダム。

・スペクトラム(Spectrum) →通称「虹剣」
・ホラドリムのハンバーガー(The Horadric Hamburger)

性能的に優れているわけではないので、コレクターアイテム、お遊びアイテムという感じ。
(大昔は低レベルで装備可能な高DPS武器として人気があった)

レインボーゴブリンを倒した際に行ける「よじれ虹の国/Whimsydale」のみの限定ドロップに、コスメウイングと肖像フレームがある。特定の敵(Princess Lilian)からドロップするが、湧くかどうかはランダムで超低確率。挑戦するなら相当な覚悟が必要(運次第。筆者は挫折)。

マルチ協力プレイで1日12時間以上、15日で合計虹ゴブを304回倒し、羽をゲットした人のガイド(英語)→ Dreamwalker’s Guide for Farming Cosmic Wings

ええ、引き止めてます(笑)

訂正:肖像フレームの方は、ねじれ虹の国(Whimsyshire)のレアモンスター(Sir William)からのドロップらしいです。情報源

アイテムの希少性(レアリティ)関連

Legendary Drop Rates & BloodShard prices for 2.4

解析したデータを元に、海外のゲーマーがまとめたスプレッドシート。
各レジェンダリーの希少性(レア度)や、ギャンブルでどれくらいの「血の破片」をつぎ込めば出るのかがわかる。
この手のデータは興ざめする可能性があるので、ご注意を。

2.4のデータは↓(Google Spreadsheets)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1cM-s4e66ql2zsrkfkfKXmvVJ4zmngzxdzVLk9gvLvT8/edit#gid=1718538849

表の作成者の投稿はコチラ

最近ではD3Plannerの方に見やすい表があるので、こちらがおススメ。

https://www.d3planner.com/game/51663/kadala

2.4のオリジナルの表の見方

わかりやすいところから。
まず「Weighted Drop Rates_Armor」のタブを選ぶ。
これは特定の部位のレジェンダリーが出た場合に、どのアイテムが手に入るかの確率が書かれている。
各アイテムの希少度と、クラスによるドロップ候補の数から、この確率は計算されている。
例えば手袋が出た場合、「タスカーとセオ」(Tasker and Theo)になる確率は、デーモンハンターや、ウィッチドクター、ウィザードなら3.57%。


「BloodShards_Armor」のタブは、カダラで血の破片をどれだけつぎ込むと、そのアイテムが出るのかどうかという統計。

黒字は、この数の血の破片を注ぎ込むと、だいたい1個は出るだろうという数値。
先述の「タスカーとセオ」なら、血の破片7,000個使うと1個出るかも、ということ。
ただし、あくまで確率なので、絶対に手に入るという保証はない。
そのために参考用に用意されているのが赤い数字。
こちらは、この数の血の破片を注ぎ込むと、5人のうち4人ぐらいは手に入れられるだろうという数値。

各アイテムの希少性(レア度)は、「RawData」のタブのWgtの列。
10とか25と書かれているのがレアな品。

カダラシミュレータ(Kadala Simulator)

海外では、カダラシュミレーターというブラウザツールが公開されいている。
おそらく上記のデータを基にギャンブルを再現したものだと思われる。

お遊びツールというか危険なツール。
欲しいアイテムが全然出ないことがわかってしまったりする。
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Kadala Simulator

過去資料:2.3以前のドロップボーナス

「T1でトレハンすべし!」というのはこの仕様にも起因していた。

①リフト内はレジェンダリーアイテムのドロップボーナスが+100%

→報酬クエストで訪れるエリア=リフト外=ボーナスなし
→リフト=ノーマルリフト=ボーナス+100%(リフト外の倍)
→グレーターリフト=不明
※2.3で仕様変更

②難易度トーメントⅠ以上になると、レジェンダリーアイテムのドロップボーナスが増える

対象となるのは、報酬クエストとリフトの両方

■レジェンダリードロップボーナス

レジェンダリー
ドロップボーナス(旧)
難易度 リフト外 リフト内
ノーマル 0% 100%
ハード 0% 100%
エキスパート 0% 100%
マスター 0% 100%
T1 15% 130%
T2 32% 165%
T3 52% 204%
T4 75% 250%
T5 101% 302%
T6 131% 363%
22
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