PS4 Diablo3 入門講座
リソース対策(クラス別)

リソース対策の続きということで、今回はクラス別にリソース関連の情報をまとめてみた。
カスタマイズや2.3の参考になるようリソース関連のスキルやアイテムを網羅したつもりだが、筆者の力量不足で、あまり突っ込んだアドバイスというのはできなかった。

また、「2.2 クラス用セットアイテム解説」と内容的に被ってるので、既にそちらを読んだ方は新しい情報はほとんどないかもしれない。

■目次

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バーバリアン


リソース名=フューリー(Fury)

バーバリアンのリソースは自然回復がなく、それどころか時間経過と共に自然に減少していく。その代わりに、ダメージを受けるとリソースが増えるという仕組みになっている。
アイテムによる自然回復は原則としてない。


フューリー初期値=100
パラゴン50ポイント=フューリー最大値+50
フューリー自然回復初期値=0
スキルコスト=10~30

アイテム種フューリー最大値自然回復量/秒
片手用マイティウェポン10-12
両手用マイティウェポン20-24
マイティ・ベルト10-12
最大値合計36

アクティブスキル


■オーバーパワー(機運)
9ヤード以内の敵にダメージを与えるクールダウンスキル。
クールダウン時間:12秒
ルーンの効果=このスキルが当たった敵1体につき、フューリーが5生成される。


■恐怖の雄叫び(グリム・ハーヴェスト)
15秒間、25ヤード以内の敵から受けるダメージを20%減少させる雄叫び。
クールダウン時間:15秒
フューリー生成:15
ルーンの効果=15%の確率でライフオーブを落とす
「リーパーの腕甲」と組み合わせて使えばリソース回復。


■バトル・レイジ(剣を鋤に)
与ダメ+10%、クリティカルヒット率+3%の雄叫び。
リソース消費スキルで、コスト20フューリー。
ルーンの効果=クリティカル・ヒットが出ると、敵が最大8%の確率でライフ・オーブを落とす
「リーパーの腕甲」と組み合わせて使えばリソース回復。
ただし、2.3では修正が入り、「命中時ライフ回復」に変更される。


■ウォークライ(チャージ)
防御力(Armor)+20%の雄叫び。
クールダウン時間:20秒
フューリー生成:20
ルーンの効果=フューリー生成量が50になる


■古の民の呼び声(古の怒り)
伝説のバーバリアンを召喚する。
クールダウン時間:120秒
ルーンの効果=召喚戦士が敵を攻撃するたびにフューリー4生成


■ワールウィンド(大旋風)
リソースコスト10の攻撃スキル。
ルーンの効果:ワールウィンド命中時にフューリー+1生成


■古の槍(ボルダー・トス)
リソースコスト25の攻撃スキル。
ルーンの効果=フューリーをすべて消費して岩石を投げ、着弾点から9ヤード以内の敵すべてを攻撃する。この攻撃は消費したフューリー1ポイントにつき、武器ダメージの20%のダメージを与える
(リソース量が関係する特殊例)

※その他、グラウンド・ストンプ、リープ、フュリオス・チャージにもフューリー生成効果がある

パッシブスキル


■武器の達人
マイティウェポン:攻撃命中時にフューリーを2生成


■憎しみ
フューリー生成量が10%増加し、最大値も20増加する


■盲信
物理属性以外の攻撃で受けるダメージを20%減少させる。また、遠距離攻撃もしくは属性攻撃を受けるたびに、一定の確率でフューリーが2生成される


■逆境の闘士
ライフが35%以下になった場合、あらゆるスキルのフューリー消費量が75%減少し、敵の攻撃から受けるダメージが50%減少する
(2.3で修正予定。フューリー消費量75%減少→が50%減少)


■怒りの刻印
フューリーが自然減少しなくなり、1秒ごとに2ずつ生成されるようになる


■大地の咆哮
<アヴァランチ>または<アースクエイク>を使用した際にフューリーが30生成される


■剣と盾
攻撃をブロックすると、フューリーが6生成される

アイテム


■裁きの小槌(The Gavel of Judgment)
部位:両手用マイティ・ウェポン
「古の大槌」のヒット数が3体以下だった場合、20-25フューリーが戻ってくる
スキルダメージ強化もあり


■消滅せし聖山の怒り(Fury of the Vanished Peak)
部位:両手用マイティ・ウェポン
「サイズミック・スラム」のコスト40-50%減少
スキルダメージ強化もあり


■バル=カソスの誓い(Bul-Kathos’s Oath)
部位:片手用マイティウェポン
武器2本のセットアイテム。セットボーナスとして、ワールウィンド時の攻撃速度や移動速度上昇に加え、フューリーの自然回復10/秒の特殊効果がつく。


■不死王の呼び声(Immortal King’s Call)
部位:セットアイテム
2セットボーナス=召喚した戦士たちが倒されるまで<古の民の呼び声>の効果が持続する
古の民の呼び声のルーンを「古の怒り」にすることで、コンスタントにリソースを稼げる。

コメント

リソースが自然に減少していく特殊仕様に加え、プライマリスキルの使い勝手がいまひとつなため、リソース不足に陥りやすい。拡張パック発売以後は、大地セット(アースクエイク)→レコーセット(フュリオスチャージ)と、リソースを使わないビルドが長らく主流だったが、2.2ではワールウィンド・ビルドが強化されたため、再びリソースが重要になっている。

ただ現在は、対応策がいくつかあるので、以前ほどリソースはきつくはない。
筆頭はセットアイテムの「バル=カソスの誓い」。このアイテムには毎秒10回復というバーバリアンでは異例の自然回復がつく。マイティウェポンなので、パッシブの「武器の達人」を併用すればリソース不足で悩まされることはほとんどない。バル=カソスの誓い+荒れ地6といった構成になる。

第2の方法は、不死王セット+「古の民の呼び声/古の怒り」の組み合わせ。以前は不死王4セットボーナスだったが、2セットボーナスに変更されたため、利用しやすくなっている。こちらを使う場合は、不死王4+荒れ地6(王家の威光の指輪)といった構成が定番。

なお、2.3ではFury of the Ancientsという新しいレジェンダリーアイテム(肩当て)が追加される。このアイテムのレジェンダリパワーは、「古の民の呼び声」に「古の怒り」のルーンの効果が追加されるというもの。不死王2セット+Fury of the Ancients+「古の呼び声/一心同体」という形が2.3の汎用パターンとなりそうだ。

第3の方法は、「リーパーの腕甲」+「バトル・レイジ/剣を鋤に」の組み合わせ。ただし「剣を鋤に」は、2.3で攻撃命中時にライフ回復に変更予定。

クルセイダー


リソース名=ラス(Wrath)

クルセイダーのリソースはスタンダードな構成となっている。
違いがよくわからないという人は、これを基準に考えると良いかもしれない。
(デフォルトの自然回復+アイテムによる自然回復+プライマリスキルによるリソース生成)

ラス初期値=100
パラゴン50ポイント=ラス最大値+25
ラス自然回復初期値=2.50/秒
スキルコスト=10~30

アイテム種ラス最大値+自然回復量/秒
フレイル6-101.85-2.00
両手持ちフレイル12-203.70-4.00
クルセイダー・シールド7-81.85-2.00
最大値合計286.00

アクティブスキル


■シールドグレア(熱狂の光)
正面30ヤード以内の敵を4秒間、暗闇状態にする。
クールダウン時間:9秒
ルーンの効果=暗闇状態にした敵1体につき、ラスが9生成される


■挑発
クールダウン時間:20秒
ラス生成量:30
周囲の敵すべてを挑発し、挑発した敵1体につき、ラスが追加で5生成される


■勇気の法(制御不能)
自分と味方の攻撃速度を8%上昇させる。発動時は5秒間だけ、攻撃速度+15%
クールダウン時間:30秒
ルーンの効果=発動時の5秒間、リソースコスト50%減少


■アカラットの王者
20秒間、与ダメ+35%、ラスの自然回復量+5/秒
クールダウン時間:90秒

■アカラットの王者(力の権化)
ラスの自然回復量が+10/秒

パッシブスキル


■正義の怒り
プライマリ・スキルによって生成されるラスの量が3増加する。また、ラス最大値が30上昇する


■不落
攻撃をブロックするとラスが6生成される。


■法の長き手
<法>を発動させた際の効果時間が5秒延長される。
「勇気の法/制御不能」と組み合わせると効果的。
クールダウン時間30秒。

アイテム


■アクハンの鎧(Armor of Akkhan)
部位:セットアイテム

(4)セット:
・<アカラットの王者>の効果中、すべてのスキル・コストが50%減少する

(6)セット:
・<アカラットの王者>のクールダウン時間が50%短縮される


■ドラコンの教え(Drakon’s Lesson)
部位:腕甲
「シールド・バッシュ」のヒット数が3体以下だった場合は、ダメージが150-200%増加し、消費したリソースの25%が戻ってくる


■ピロ・マレラ(Piro Marella
部位:シールド
「シールド・バッシュ」のラス消費量が[40-50]%、減少する


■最後の目撃者(The Final Witness)
部位:クルセイダー・シールド
「シールドグレア」の効果が全方位になる
(スキルルーンの熱狂の光と組み合わせるとリソース生成力が増す)


■黄金の皮剥ぎ(Golden Flense)
部位:両手持ちフレイル
「スウィープ・アタック」が命中すると4-6ラス回復
d3_guide_rcr2_01


■シロハヤブサのフート(Gyrfalcon’s Foote)
部位:フレイル(片手用)
<祝福の盾>のリソース・コストが0になる

コメント

クルセイダーは、「アカラットの王者」や「アイアン・スキン」といったクールダウン系スキルに有用なものが多いため、全体的にはリソースコスト減少よりもクールダウン時間短縮を優先するのが一般的だ。

2.2で主流のロランドセットの場合は、コスト軽減に役立つ専用レジェンダリーを組み合わせるのが定番となっている。

「シールドバッシュ」は比較的リソースは楽。組み合わせは、「ドラコンの教え」+「最後の目撃者」+スキルの「シールドグレア/熱狂の光」。2セットボーナスにより、「シールドグレア」を連発できるため、防御面でもリソース面でも非常に役立つ。「最後の目撃者」がなければ、クラフトのシールド「ピロ・マレラ」。

「スウィープアタック」は、単体の敵に対してリソース不足になりやすい(元々範囲攻撃系のスキルなので単体向けではない)。最終的には、GRの記録更新ならダメージ優先で、雑魚を召喚するボスを狙うというプレイヤーが多いようだ(逆に言えば雑魚を召喚しないボスが出現したら、あきらめるということ)。ただ、GR40前後の一般的なトレハンなら、いろいろカスタマイズする余地はあるだろう。

セットアイテムの「アクハンの鎧」を使う場合は、クールダウン時間短縮を積み、変身状態を維持するというスタイルが定番。変身状態を維持できれば、4セットボーナスの効果で、常時リソースコスト50%カットになる。さらに勇気の法(制御不能)を組み合わせることで、リソース不足は大幅に解消される。リソースコスト減少を積む必要はほとんどない。

デーモンハンター


プライマリ・リソース=ヘイトレッド(Hatred)
セカンダリ・リソース=ディシプリン(Discipline)

デーモンハンターは、リソースが2つあるため、ちょっと複雑。
ヘイトレットが普通のリソース。攻撃系のスキルで消費し、プライマリスキルで生成できる。
ディシプリンが特殊なリソース。主に補助、防御系のスキルで消費し、回復手段は限定される。
汎用アイテム等でリソースの回復やリソース減少効果がつく場合、特に明記されていなければ、ヘイトレッドが対象となる。

ヘイトレッド初期値=125
パラゴン50ポイント=ヘイトレッド最大値+25
ヘイトレッド自然回復初期値=4.0/秒
スキルコスト=10~40

ディシプリン初期値=30
ディシプリン自然回復初期値=1.0/秒
スキルコスト=3~14

アイテム種ディシプリン最大値ヘイトレッド自然回復量/秒
ハンド・クロスボウ9-121.35-1.50
弓とクロスボウ9-12
矢筒9-121.2-1.3
クローク9-121.35-1.50
最大値合計364.3

 ヘイトレッドディシプリン
デフォルトの自然回復
アイテムによる自然回復×
パラゴンによるリソース最大値上昇×
アイテムによるリソース最大値上昇×

アクティブスキル


■プリパレイション
ディシプリンを即座に30回復させる
クールダウン時間:45秒


■プリパレイション(活性化)
ルーンの効果=ディシプリンの最大値が15増加する


■プリパレイション(パニッシュメント)
ルーンの効果=ヘイトレッドを75回復させる。また、使用後は20秒のクールダウン時間が必要になる(ディシプリンは回復しない)


■使い魔(バット)
ペット召喚スキル。
ルーンの効果=コウモリ召喚中は、ヘイトレッドが毎秒1回復する。スキルを発動させると、ヘイトレッドが即剤に50生成される


■死の刻印(モータルエネミー)
30秒間、20%の追加ダメージを与える弱体化スキル。
コスト:3ディシプリン
ルーンの効果=刻印をした敵を攻撃するとヘイトレッドが4生成される


■復讐の化身(シーズ)
効果時間15秒の変身スキル。変身中はサイドガンと誘導ロケット弾が自動で発射される。
クールダウン時間:90秒
ルーンの効果=1秒ごとにヘイトレッドが10生成される

パッシブスキル


■消えない憎しみ
ヘイトレッドの最大値が25増加し、ライフ・オーブを拾った際にヘイトレッドが30、ディシプリンが3生成されるようになる


■夜の追跡者
プライマリ・スキルによって生成されるヘイトレッドの量が4増加する


■射撃手
オフハンドのクロスボウ:1秒ごとにヘイトレッドが1生成される
(二刀流時はヘイトレッド毎秒+1生成ということ)

■完璧主義
あらゆるディシプリン消費量が10%減少し、防御力と全耐性が10%上昇する

アイテム


■クライダーショット(Kridershot)
部位:弓
「エレメンタル・アロー」でヘイトレッドが[3-4]生成されるようになる
d3_guide_rcr2_02


■逆巻く憎悪の棘(Spines of Seething Hatred)
部位:矢筒
「チャクラム」でヘイトレッドが[3-4]生成されるようになる


■不浄な精髄(Unhallowed Essence)
部位:セットアイテム

(2)セット:
・リソース生成スキルを使用するとディシプリンが1生成される

(6)セット:
・ディシプリンの現在値1ポイントにつき、リソース生成スキルと<マルチショット>で与えるダメージが15%増加する

コメント

デーモンハンターはリソース消費スキルがメインの場合は、リソース対策が重要となる。
しかし、リソース解消につながるクラス専用アイテムは皆無となっている。
そのため、汎用アイテムやパッシブスキルを組み合わせたり、「リソースコスト減少」を積みまくるという形になる。

2.2以前ではセット「襲撃者の権化」+スキル「クラスターアロー」の組み合わせが定番だった。
火炎なら「シンダーコート」、それ以外なら「傲慢の凋落」をベースに、武器、手袋、肩当て、矢筒に「リソースコスト減少」を積みまくるという感じ。

2.2現在もセット「不浄な精髄」+スキル「マルチショット」なら、同じようなリソース対策が必要。
また、「不浄な精髄」の場合は、6セットボーナスとの関連で、ディシプリン最大値が重要となる。
基本性能+ディシプリン最大値の値が良い品+RCR付きとなると、アイテムの入手難易度はかなり上がる。

「ナターリャの復讐」の場合は「復讐の雨」のダメージがメインなので、クールダウン時間短縮を積むのが定番。2セットボーナスは補助的な位置づけ。

モンク


リソース名=スピリット(Spirit)

モンクのリソースは、デフォルトで自然回復がない点を除けば、比較的オーソドックスな構成と言える。

スピリット初期値=250
パラゴン50ポイント=スピリット最大値+50
スピリット自然回復初期値=0
スキルコスト=30~75

アイテム種スピリット最大値+自然回復量/秒
フィスト・ウェポン13-152.17-3.00
大棒26-304.33-6.00
精神の石13-152.17-3.00
最大値合計459.00

アクティブスキル


■閃光(再生の光)
周囲の敵を暗闇状態にするスキル。
クールダウン時間:15秒
ルーンの効果=暗闇状態にした敵一体につき、スピリットが10生成される


■息吹(光の加護)
ライフ回復スキル。
クールダウン時間:15秒
ルーンの効果=このスキル使用後の5秒間は、スピリット生成スキルによるスピリット生成量が14増加する


■烈風円陣(内なる風)
周囲に竜巻を発生される攻撃スキル。
コスト:75スピリット
ルーンの効果=竜巻の効果が3つ以上蓄積されている間は、スピリットが毎秒8生成される。また、ダメージ属性が神聖になる


■双身(風の戦士)
戦士召喚スキル。
クールダウン時間:30秒
ルーンの効果:スピリット秒間生成量+4、スキル使用時スピリット100生成


■天啓
15秒間、スピリットの秒間生成量+20
クールダウン時間:60秒


■天啓(明鏡)
ルーンの効果=15秒間、スピリットの秒間生成量+45
クールダウン時間:60秒


■治癒の真言(循環呼吸)
ライフの自然回復を高めるマントラ。
コスト:50スピリット
ルーンの効果=スピリット毎秒+3生成

パッシブスキル


■高貴な魂
スピリットの最大値が50増加し、スピリットが毎秒4生成される


■言霊活性
真言の発動中はスピリットが毎秒4生成される。また、真言の発動コストが50%減少する


■守護者の心得
両手のそれぞれに武器を装備している際は、回避率が35%上昇する。両手用武器を装備している際は、あらゆるスピリット生成量が15%増加する

アイテム


■大寺院の香炉杖(Incense Torch of the Grand Temple)
部位:大棒
「天鐘」のコスト40-50%減少。「天鐘」のスキルダメージ強化もつく。


■心の目(The Mind’s Eye)
部位:精神の石
「聖域」使用時、毎秒10-15スピリット生成


■ゼフの理(The Laws of Seph)
部位:精神の石
「閃光」使用時、75-100スピリット生成


■悔悟室の指輪(Band of the Rue Chambers)
部位:指輪
スピリット生成スキルによる生成量が40-50%増加


■聖なる印(Holy Beacon)
部位:アミュレット
アミュレットだが、スピリット自然回復の特性が必ずつく。2.2-3.0/秒。

コメント

モンクは「天啓」があるのでクールダウン重視が基調になってはいるものの、リソース対策もそれなりに重要である。
例えば「天鐘」のコストは75スピリット。同じく、セットの「千なる嵐の装束」を使った場合の「疾走撃」のコストも75スピリット。スピリットの初期値は250なので、3発撃っただけでリソースが足りなくなってしまう計算だ。
「天鐘」の場合は、「大寺院の香炉杖」という強力なアイテムがあったが、「疾走撃」にはそういった特殊アイテムはないため、何らかのリソース対策が必須となる。定番は「息吹/光の加護」や「閃光/再生の光」を絡めたり、「シンダーコート」を用いるという方法。プライマリも併用するので、防御対策も重要になってくる(足を止めて戦うため)。

2.3の新セットUliana’s Strategemはリソースの心配はあまりなさそう。
メインとなる「七星死戯」はクールダウンタイプのスキル。

ウィッチドクター


リソース名=マナ(Mana)

ウィッチドクターは、プライマリ・スキルによるリソース生成はなく、自然回復が基本となる。
他のクラスと比べるとリソースの値が大きいという特徴がある。
リソースの初期値は750で、最も消費コストの高いスキル(イナゴの饗宴)はリソース300を消費する。

マナ初期値=750
パラゴン50ポイント=+200マナ
マナ自然回復初期値=50.0/秒
スキルコスト=50~300

アイテム種マナ最大値+自然回復量/秒
儀式用の短剣120-15012-14
魔除け120-15012-14
ブードゥー・マスク120-15012-14
最大値合計45042

アクティブスキル


■リソース生成効果のあるシグネチャー・スペル(スキル)
・毒矢(精気)
・蜘蛛の壺(ゴケウミ蜘蛛)
・毒蛙(蛙の友)


■憑依(吸いつく魂)
継続ダメージスキル(DoT)。
コスト:50マナ
ルーンの効果:亡霊が憑依している間は、マナが毎秒13生成される


■イナゴの饗宴(喰らう群れ)
継続ダメージスキル(DoT)。
コスト:300マナ
ルーンの効果:イナゴによって最初に攻撃した敵が群れに包まれている間は、マナが1秒間に25生成される


■恐怖の顔(精気吸引)
18ヤード以内の敵を3秒間行動不能(恐怖+足止め)にするスキル。
クールダウン時間:12秒
ルーンの効果:恐怖状態にした敵1体につき、マナが55生成される


■魂の歩み(霊界の客人)
2秒間無敵になるスキル。モンスターのすり抜けも可能。
クールダウン時間:12秒
ルーンの効果:スキル発動時、マナ最大値の20%のマナを得る


■生気吸収(吸精)
周囲に敵がいると知力が上がるスキル。
クールダウン時間:15秒
範囲18ヤード、最大5体、効果時間30秒。ルーンによってライフやマナも回復する。
ルーンの効果:エネルギーを吸収した敵1体につき、マナの現在値と最大値が5%上昇する


■滅私(自負)
召喚中のゾンビドックを爆発させ周囲にダメージを与える。
ルーンの効果:爆破したゾンビドック1匹につき、マナが280生成される


■魂の波動(魂の輪舞)
マナコスト100の攻撃スキル。
ルーンの効果:スキルが命中するとマナ12生成


■ビッグ・バッド・ブードゥー(雨乞いの舞い)
20秒間、周囲の味方全員の攻撃速度と移動速度を20%上昇させる。
クールダウン時間:120秒
ルーンの効果:効果範囲内にいる間は、マナが毎秒250ずつ生成される
※マナのみ回復。他のクラスのリソースは回復しない

パッシブスキル


■精神調和
マナ最大値が10%上昇し、1秒ごとにマナ最大値の1%が生成される
(2.3で2%に変更される予定。マナ最大値がデフォルトの750なら、750*1.1*0.02 = 毎秒16.5マナ回復となる)

■生者の祝宴
ライフ・オーブを拾った際に、マナ最大値の10%が回復し、15秒間、知力が10%上昇する。この知力ボーナスは最大で5回まで蓄積する


■血の契約
マナ消費量の10%がライフで補われる。また、1秒ごとにライフ最大値の1%が回復するようになる
(2.3では、マナ消費量の25%がライフで補われるようになる予定)


■霊性回帰
霊的世界にまつわるスキルである<憑依><恐怖の顔><混沌の嵐><生気吸収><魂の波動><魂の歩み>を使用すると、マナが10秒間で100生成される


■真理探求
<蜘蛛の壺><頭骨爆弾><毒蛙><毒矢>でダメージを与えると、5秒間、マナ生成量が30%増加する


■搾取
20ヤード以内で敵が死亡すると、ライフ最大値とマナ最大値の1%が回復する。また、あらゆるスキルのクールダウン時間が1秒短縮される。このスキルの効果範囲はゴールド/ライフ・オーブ取得範囲ボーナスによって拡大される

アイテム


■深きもの(Thing of the Deep)
部位:魔除け
「ゴールド/ライフ・オーブの取得範囲が20ヤード拡大」が必ずつく。通常の特性では取得範囲拡大は1-2ヤード。肩当ての「不敬のポールドロン」でも4-6ヤード。それに対してこのアイテムは20ヤードも拡大する。パッシブスキルの「搾取」と組み合わせると非常に効果的である。クリティカルヒット率と、マナの自然回復が必ずつくため、初心者にも使いやすい。

コメント

2.2現在のウィッチドクターは、ペットというマナ効率の良い攻撃手段がメインなので、リソース不足で困ることはそれほどなかったりする。パッシブスキルの「生者の祝宴」や「搾取」を絡めれば、特にリソース対策をする必要はなさそう。

「翡翠採集者の装具」セットの場合も、継続ダメージ(DoT)がメインとなるため、マナ効率は比較的良い。ただ、パッシブ「理力の刃」を使うのが定番なのと、2.2では翡翠2セットボーナスの変更により、憑依の重ねがけが有効になった。憑依はコスト50マナだが、連射するとさすがにマナが足りなくなってくる。このセットの場合は特に「霊性回帰」と相性が良い。

2.3ではスキルの調整や、「ヘルトゥースの装具」の再デザインにより、リソース対策が重要になりそうな気配。「火炎蝙蝠」(チャネリング系125マナ)、「ゾンビ・チャージャー」(150マナ)、「酸の雲」(175マナ)。上で挙げた「搾取」+「深きもの」以外にも、「ビッグ・バッド・ブードゥー/雨乞いの舞い」+儀式用の短剣「星金のククリ」というのも良さそうである(拾ったことないが…)。

それと、ウィッチドクターのパッシブスキルは、マナの総量を一時的に増やしたり、総マナのX%を回復するものが多いので、マナの最大値をアイテム等でしっかり上げていくと効果的だ。

ウィザード


リソース名=アーケイン・パワー(Arcane Power)

ウィザードは、プライマリ・スキルによるリソース生成がなく、 アイテムによる自然回復もない。
その代わりに、デフォルトの自然回復がかなり高くなっている。
また、「クリティカル・ヒット発生時にアーケイン・パワーを生成」というクラス専用の特性が用意されている。

アーケイン・パワー初期値=100
パラゴン50ポイント=+25アーケイン・パワー
アーケイン・パワー自然回復初期値=10.0/秒
コスト=15-40

アイテム種AP最大値+APoC
ワンド10-14
魔術師の帽子13-143-4
魔力の源13-143-4
最大値合計428


■用語
アーケイン・パワー=AP(Arcane Power)
クリティカル・ヒット発生時にアーケイン・パワーを生成=APoC(Arcane Power on Critical Hit)
d3_guide_rcr2_03

アクティブスキル


■リソース生成効果のあるシグネチャー・スペル(スキル)

ショックパルス(アーケインの化身) アーケイン属性
スペクトラル・ブレイド(吸収の刃) アーケイン属性
エレクトロキュート(魔力のうねり) 稲妻属性


■ウェイブ・オブ・フォース(スタティック・パルス)
周囲の敵にダメージを与える攻撃スキル。
コスト:25アーケイン・パワー
ルーンの効果:攻撃が当たった敵1体につき、アーケイン・パワーが1回復する。また、ダメージ属性が稲妻になる


■ダイヤモンドスキン(プリズム)
ダメージ吸収シールド。
クールダウン時間:15秒
ルーンの効果:このスキルの効果中は、あらゆるスキルのアーケイン・パワー消費量が9減少する


■ストームアーマー(パワー・オブ・ザ・ストーム)
付近の敵に定期的に稲妻を落とす補助スキル。効果時間10分。
コスト:25アーケイン・パワー
ルーンの効果:このスキルの効果中は、あらゆるスキルのアーケイン・パワー消費量が3減少する


■マジック・ウェポン(魔力の伝達)
与ダメ+10%の強化魔法。
コスト:25アーケイン・パワー
ルーンの効果:攻撃が当たった際にアーケイン・パワーが最大で3生成される


■ファミリア(魔導の従僕)
攻撃補助の特殊ペット召喚スキル。効果時間10分。
コスト:25アーケイン・パワー
ルーンの効果:従僕がいる間、アーケイン・パワーが毎秒4.5生成される


■エナジー・アーマー(アブソープション)
アーケインパワー最大値減少、代わりに防御力(Armor)+35%。効果時間10分。
コスト:25アーケイン・パワー

ルーンの効果:攻撃を受けた際に、一定の確率でアーケイン・パワーが4生成
される


■メテオ(神秘の星)
隕石を落とす攻撃スキル。
コスト:40アーケイン・パワー
ルーンの効果=残っているすべてのアーケイン・パワーを使用し、使用したアーケイン・パワー1ポイントにつき、メテオ着弾時のダメージが武器ダメージの20%分増加する。またダメージ属性がアーケインになる
(リソース量が関係する特殊例)

パッシブスキル


■精神の渇き
ライフ・オーブを拾うと、次にアーケイン・パワーを消費するスキルを使用した際、その消費量が0になる。この効果は10回まで蓄積可能。

■奇才
シグネチャー・スペルでダメージを与えると、アーケイン・パワーが5生成される

■霊的同調
アーケイン・パワー最大値が20上昇し、1秒あたりのアーケイン・パワー生成量が2.5上昇する

アイテム


■グランド・ヴェジェール(The Grand Vizier)
部位:杖
<メテオ>のアーケイン・パワー消費量が[40-50]%減少する(ウィザードのみ)

コメント

ウィザードは、コストが最大で40程度なのに対し、元々の自然回復が毎秒10もあり、回復効率が非常に良い。
また、「ファミリア/魔導の従僕」や「ストームアーマー/パワー・オブ・ザ・ストーム」、「霊的同調」など、常時効果のある有用なスキルも多い。
これだけ回復効率が良いと、アイテムだけでなく、パラゴンでリソース最大値を伸ばすのも悪くないと思う。

現在主流の「タル・ラシャの元素」を使うビルドの場合は、リソース不足で4Buffを維持できなくなっては意味がないので、スキル選定とローテーションの吟味がまず重要となる。その上で、さらにメテオなどをより多く撃つために、リソース関連の調整も行っていく感じになる。肩当てにRCR、魔力の源にAPoCをつけるプレイヤーは多い。

2.3で再注目の「ヴィアの驚くべきアルカナ」はアーコン主体なので、リソースよりクールダウン重視となる。

APoCの補足説明

クリティカル・ヒット発生時にアーケイン・パワーを生成するという効果。ただし、クリティカルヒット発生時に100%発動するわけではない。使用するスキルの発動率(Proc Rate)の影響を受けるため、スキルによってはがっかりするほど実際の発動率が低くなる。各スキルの発動率については、D3MAXSTATSに全スキルのデータが載っているのでそちらを参照してもらいたい。


例1 マジック・ミサイル(Magic Missile)
ルーン:渾身の魔弾(Charged Blast)→ 100%
100%なので、クリティカルヒット率がそのまま発動率になる。
クリティカルヒット率が仮に50%なら、「マジック・ミサイル/渾身の魔弾」が敵に命中すると50%の確率で、APoCが発動し、3-4マナが生成される。


例2 メテオ(Meteor)
ルーン:流星雨(Meteor Shower)→ 2.5%
仮にクリティカルヒット率が50%だとすると、0.5 * 0.025 = 1.25%。

なぜ、こんなに低いかというと、
1)攻撃が命中した敵の数が多ければ、その分、クリティカルヒットが発生するチャンスが増えるため
2)このルーンでは7個の隕石が降ってくるため

「自然回復」と「リソースコスト減少」の目安

ちょっとしたメモ書き

■自然回復

リソースの自然回復量が毎秒どれくらいあればいいのかという問いに対して明確な答えを出すのは難しい。
そこで、どのような設計になっているのか、1秒当たりの自然回復量とリソース総量の比率をチェックしてみた(他にも、1秒当たりの自然回復量とリソースコストの消費量を比較するという手もあるだろう)。

クラス初期値比率補正後の値比率
バーバリアン0/10012/1001:8.3
クルセイダー2.5/1001:408.5/1001:11.7
デーモンハンター(ヘイトレッド)4/1251:319.3/1001:10.7
モンク0/25027/2501:9.2
ウィッチドクター50/7501:15100/7501:7.5
ウィザード10/1001:1017/1001:5.8

補正後の値というのは、一般的なアイテムの特性と、常時効果のあるアイテムやスキルの効果を合算したものである。当然ながら、プライマリスキルによるリソース生成があるクラスとそうでないクラスでは、初期値が大きく違う。

ウィザードの場合は、デフォルトで毎秒10回復、リソース総量100となっている。1:10の比率(10秒で満タン、毎秒1/10回復)。それに対して、プライマリスキルでリソースを稼ぐ4クラスは、アイテム等でいろいろ積んで、ようやく1:10に近い比率に到達する。

プライマリスキルでリソースを稼ぐ4クラスは、この1:10を目標(目安)にするのがわかりやすいだろう。これがどれくらい価値があるかは人それぞれなので、検討してみたいという人は、試しにウィザードを作り、1:10を自分で体験してみるとよい。

ウィザードの場合は、既に十分とも言えるが、アイテムで自然回復量を上げることができないので、伸びしろは少ない。パッシブスキルの「霊的同調」や「ファミリア/魔導の従僕」を取るかどうかという選択の問題になる。

ウィッチドクターは、アイテムで自然回復量を上げることが可能。一般特性だけで42稼げるので、合計秒間回復92まで上げることができる。

リソースコスト減少(RCR)

2.3になれば、カナイ・キューブでレジェンダリーアイテムの特殊効果を組み込めるので、状況は大きく変わってくる。とりあえず、2.2時点でのまとめ、目安。

ケース1 両手用武器
手袋+8%、肩当て+8%、両手用武器+10%、パラゴン+10%、レジェンダリー1~2点

ケース2 片手用武器+オフハンド
手袋+8%、肩当て+8%、片手用武器+10%、オフハンド+8%、パラゴン+10%、レジェンダリー1~2点

2.2現在はセットアイテムが主流なので、特殊なレジェンダリーアイテムを絡めるとしてもせいぜい1-2点。「シンダーコート」か「傲慢の凋落」、あるいはクラス専用アイテムを使うのが、補正率的にベストとなる。さらにRCRを積むなら、アミュレットや指輪のメインステータスを削るしかない。

ケース1 + シンダーコートor傲慢の凋落(30%で計算)→ 約コスト47%カット

ケース2 + シンダーコートor傲慢の凋落(30%で計算)→ 約コスト52%カット

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