ウィッチドクターといえばペットですが、今回はペットを使わない入門ビルドの紹介です。
はじめに
このガイドは「レベル70になったらレア装備でトーメントⅠを攻略」という話を補完する目的で書いています。そのため、アイテムの持ち込みなし、パラゴンなし、レジェンダリーなしが前提になっております。普通に強いビルドを探している方には参考にならないと思いますのでご注意ください。
初めての人は、下の2つの記事もチェックしてみてください。
どんなビルド?
「酸の雲」をメインとした攻撃魔法主体のビルドです。2.3で変更された「亡者の壁」や、新パッシブ「秘かなる儀式」も取り入れています。ペット以外のビルドも試してみたいという人にオススメです。
ただ、強さで言えば以前に紹介した「フェティッシュの守護」を絡めたペットビルドの方が上です。
スキル構成
アクティブスキル
憑依(怒れる魂)-冷気属性
効果:敵に亡霊を憑依させ、12秒で武器ダメージの4000%の冷気ダメージを与える。標的が死亡すると、亡霊は付近にいる別の敵に憑依する
いわゆるDoT(Damage Over Time/継続ダメージ)です。同じ敵に重ねがけしてもダメージは増えません(効果時間がリフレッシュされるだけです)。
ルーンに「怒れる魂」を選ぶと「2体の敵に向けて同時に亡霊を放つ」ようになります。
コンソール版では攻撃対象を明確に指示できませんが、見えないカーソルがあると考えるとわかりやすいでしょう。コントローラーの左スティックに触れていない状態で「憑依」を連射すると、同じ場所に向かって撃つことになり、無駄になりやすいということです。方向を変えたり、移動しつつ使うと、違う敵に当たりやすくなります。
酸の雲(緩やかなる腐食)-冷気属性
メインの攻撃スキルです。
酸の雨を降らせ、直接ダメージ与えます。また地面にプール(水たまり)が残り、その上に乗った敵にダメージを与えます。
マナコスト175で、重ねがけOKというところがポイントです。「緩やかなる腐食」を選ぶと、プールの効果時間が6秒になるのでお得な感じです(通常は3秒程度)。
11/01修正
PC版と違うという話は、勘違いだったようです。ごめんなさい。ダメージが発生しないというのは、「亡者の壁」の円の中心部という話でした。
PC版の仕様に関する情報→公式掲示板
▲敵の頭上に見えるドクロと、そこから降り注ぐ冷気が酸の雲(緩やかなる腐食)。青緑のサークルは、亡者の壁(精霊との対話)です
亡者の壁(精霊との対話)-冷気属性
2.3で再デザインされた攻撃スキルです。ルーンを「精霊との対話」にすると、サークル内にいる敵に継続ダメージを与えます。また、60%の確率で、その敵の攻撃ダメージを3秒間、25%下げます。
クールダウン8秒で、重ねがけOKです(継続ダメージ部分が重複する)。
ただし円の中心部にはダメージが発生しないようです。
▲「亡者の壁」はルーンによって効果がけっこう変わります。「精霊との対話」は防御重視のルーンです
魂の歩み(霊体適性)
定番の緊急回避スキルです。2秒間無敵&すり抜け可能。
ルーンの「霊体適性」を選ぶと、効果時間が1秒延長されます。
呪詛(回復の秘術)
クールダウン15秒の補助スキル。
シャーマンを召喚し、そのシャーマンが敵をニワトリにします。ニワトリになった敵は通常よりも15%多くダメージを受けます。
ルーンに「回復の秘術」を選ぶと、追加効果でシャーマンが味方のライフを回復します。
ビッグ・バッド・ブードゥー(雨乞いの舞い)
クールダウン120秒のシャーマン召喚スキルです。基本効果として、範囲内にいる味方の攻撃速度が20%上がります。
ルーンに「雨乞いの舞い」を選ぶと、上記の攻撃速度に加え、マナが毎秒250回復します。これで「酸の雲」を連射するという仕掛けです。
パッシブスキル
理力の刃
効果:マナ消費量が30%増加する代わりに、自分が与えるあらゆるダメージが20%増加する
コメント:定番のダメージ強化パッシブです。
霊性回帰
効果:霊的世界にまつわるスキルである<憑依><恐怖の顔><混沌の嵐><生気吸収><魂の波動><魂の歩み>を使用すると、マナが10秒間で100生成される
コメント:マナ不足になりやすいので、それを補うためのパッシブです。「憑依」を適当に使っているだけで、マナが自然と回復するという感じになります。
秘かなる儀式
効果:20ヤード以内にいる敵に対して与えるダメージが25%増加する
コメント:2.3で追加された新パッシブです。乗算なので強力です。ただし、ゴールド/オーブの効果範囲拡大をつけても、このパッシブの効果範囲は増えません。
情報源については→2.3寄せ集め情報のページを参照してください。
搾取
効果:20ヤード以内で敵が死亡すると、ライフ最大値とマナ最大値の1%が回復する。また、あらゆるスキルのクールダウン時間が1秒短縮される。このスキルの効果範囲はゴールド/ライフ・オーブ取得範囲ボーナスによって拡大される
コメント:新パッシブの「秘かなる儀式」と相性が良いです。クールダウンが減ることで「亡者の壁」、「魂の歩み」、「呪詛」、を頻繁に使えるようになります。
必須装備と従者
レアアイテムによる攻略という趣旨なので、特別なアイテムはいりません。
とはいえ、属性は「冷気」で揃えてあります。2.3ではリロールコストも安いので、腕甲に冷気属性+X%をつけておくとよいでしょう。
従者はテンプラー、武器はレア装備の場合は両手用をオススメします。
▲テストキャラのステータス。レア装備一式です(武器は両手用、属性は腕甲に冷気+13%)。キューブなし、パラゴンなしで、トーメント2もいけます
プレイスタイル
「憑依」をバラまきつつ、「亡者の壁」の攻撃兼防御フィールドを展開し、「酸の雲」でまとめて倒します。防御には「呪詛」と「魂の歩み」を使います。エリートやボス戦では、「ビッグ・バッド・ブードゥー/雨乞いの舞い」+「酸の雲」でラッシュをかけます。
補足
■ポイント①
「憑依」+「霊性回帰」
パッシブの「霊性回帰」がありますので、「憑依」は無駄撃ちを気にせず使って大丈夫です。ただ、メインは「酸の雲」です。マナがある時は「酸の雲」を連射しましょう。
■ポイント②
「秘かなる儀式」+「搾取」
この2つのパッシブを活用するため、近距離で戦うことが基本になります。そのために「亡者の壁」と、「呪詛」、「魂の歩み」があります。
▲「魂の歩み」は逃げるだけでなく、20ヤード以内に留まるために使います(前のめりでGO!!)
ぶっちゃけた話をすると、「ビッグ・バッド・ブードゥー」の代わりに「フェティッシュ・アーミー/忠実なる友」を入れたほうがお手軽だったりしますが、「雨乞いの舞い」+「酸の雲」のラッシュもスリリングで面白いです。